PAC-MAN MIKOSHI FEST .が描く2.5次元の世界

2025年からバンダイナムコエクスペリエンスによる音楽と映像、アートにキャラクターを掛け合わせた“体験型空間エンターテイメント”プロジェクトが始動。2月1日には、新宿の東急歌舞伎町タワー内『namco TOKYO』にて第1回となる「PAC-MAN MIKOSHI FEST.」が開催された。

1980年5月22日に誕生し、日本国内にとどまらず世界中で爆発的人気となった『PAC-MAN』。パクパクと口を動かす『PAC-MAN』が、赤や青など4種類のゴーストをかわしながら迷路内のドットをすべて食べつくすとクリアとなるシンプルなゲームで、2005年には”最も成功した業務用ゲーム機”としてギネス世界記録に認定されました。

そんな『PAC-MAN』を新たな形で体験できるのが2月1日に開催された「PAC-MAN MIKOSHI FEST.」だ。会場内に入れば、ど真ん中にドンと鎮座したPAC-MAN神輿がお出迎え。1980年代のシティポップと「START MUSIC」をはじめとする『PAC-MAN』サウンドをミックスした“この日限り”の生演奏が会場に響き渡る中、日本の伝統文化「神輿」を取り入れたVDJがさらに会場を盛り上げた。

そしてその傍らに展示されるのが、バンダイナムコがアートブランド「GAAAT」とともに制作したメタルキャンバスアート作品「PAC-MAN IP Metal Canvas Art」。

「メタルキャンバスアート」とは、デジタルアートを金属に塗装して制作する2.5次元の立体作品のこと。アートディレクター、デザイナー、エンジニアから構成されるアートプロダクションチームが、『PAC-MAN』のデジタルデータを元に、オリジナルのアート表現を制作。デジタルデータから2.5次元の凹凸をつくりあげるデータ加工技術、繊細な立体をフィジカルなアートに落とし込む表現技法が特徴。PAC-MANが象徴するエネルギーと未知への探求を描き出した「Frame out」やダイナミックなスプレーアートのタッチを生かした「Graffitish」、都市の喧騒の中で生きる『PAC-MAN』をイメージした「Refrain」など、凹凸を生かした迫力のあるアート作品が新たに誕生した。

『Frame Out』:『PAC-MAN』が象徴するエネルギーとその進む先に広がる未知への探求を描き出した作品。
『Maze』:モザイクアートの中のキャラクターたちは異なる角度でランダムに配置。そしてその色合いは、当時のスクリーンに映し出されたときと同じ色調で、懐かしさを呼び起こす。
『Haku / 箔』:『PAC-MAN』は金箔で彩られ、独特な光沢と重量感がPAC-MANの歴史と文化の重みを表現している

展示された作品はすべてイベントオリジナル。数量限定で販売された。バンダイナムコエクスペリエンスは、アートとキャラクターを掛け合わせた“これまでにない”イベントを今後も開催予定。ぜひご注目を!

PAC-MAN™& ©Bandai Namco Entertainment Inc. 

EDIT: Nozomi Hasegawa