前編で語られた創作の原点とインスピレーションに続き、後編ではGUWEIZの制作プロセスと今後の展望に迫る。独自のサインから日々の制作ルーティン、そして作品に注ぐ情熱まで、アート制作の裏側を詳細に語ってもらった。2025年の大阪万博への参加を控え、新たな表現への挑戦と成長を続ける彼の姿勢からは、真摯にアートと向き合う姿勢が伝わってくる。
アート制作の裏側
ー今書いているサインへのこだわりはありますか?
正直名前だけ書けば機能すると思っています。ですが、アーティストとして少し見た目に変化を加えた方が認識されやすいとは思います。そんな中で「Guweiz」の大きなGと、最後のZを長くすることで目立たせました。こだわりというこだわりなのかはわからないですが、実際これで機能しているのでうまくいっていますね(笑)。
ー普段の制作スケジュールは自分で締め切りを決める、それとも何も決めずに制作をして作品が完成するんですか?
厳密なスケジュールは特に決めていないですが、1か月に4・5作品は完成させるようにしています。実際、作品制作と同時にレッスンの仕事、商業的な仕事、様々な事を並走しながら作品を仕上げているので思うようにいかないこともありますよ。
ー1つの作品制作時間、もしくは1日の制作時間を教えてください。
作品によっては200時間かけることだってありますし、半分描き終えているのに納得いかないとやり直したりもする。昔なんて1日に16時間以上描いていたりもしましたが、もう若くないので12時間くらいですかね。
ー制作過程の中で、悩んで、それを発散するときは何をしていますか?
なんでしょうね、実際その人に合った発散方法が合ったりすると思うんですけど、私の場合は発散するというより、悩んだりしても、とにかく描き続けます。そんな中でたまにYouTubeや音楽を流したりしながらリラックスもしている感じです。
ー自身の制作現場で欠かせないものはありますか?
YouTubeです。とにかく部屋で音楽でも、時には何が流れているか分からなくてもそばにありますね。静かすぎると逆に集中できなくなってしまうので、少し雑音程度の方が丁度良いですね。
ー制作の際に大事にしていることやルーティンなどはありますか?
朝起きて、歯を磨く、そして食事をして制作を始める。これが私のルーティンですね。実際、自宅の中で生活と制作を両立させているので普段の生活とあまり変わりはありません。ルーティンワークを重視するというよりも、ただ単純に作品を作りたいという原動力が私にとっては大事です。
ーその原動力はどこから来るのですか?
難しい質問ですね。ただ単純に創作したい、完成させたいというものが根底にはあるんですが、私の作品のことが好きな人に見せたいというのが原動力ですね。
自分が好きなものを人々に見せられる機会というのは、実はとても貴重なものだと思うんです。誰もが、自分の好きなものを誰かに共有したいという願望を持っているはずです。「これ、すごくいいよ!」って。たとえば、友達に「これすごくクールな動画だから見て!」ってYouTubeを見せたときに、相手が「別に…」みたいな反応をすると落ち込みますよね。でも私は、多くのファンが私の作品に対して「悪くない」と思ってくれる立場にいられることをありがたく感じています。だからこそ、自分が素晴らしいと思えるものを作りたい。見た目もカッコよくて、自分の好きな要素がうまく組み合わさったもの。そして、それを見てくれる人たちがいることに、本当に感謝しています。それが私の原動力になっているんです。
ー制作する上で心がけていることはありますか?
作品を作るたびに、前作を超えたいという思いがあります。でも、「前作を超える」って難しい。毎回違うものを描いているので、単純な比較はできないんです。大切なのは、まだ自分が表現したことのない新しいものに挑戦すること。近代的な都市風景から時代物まで、建築様式や衣装、キャラクターなど、探究したい方向性は無限にあります。
私の目標は、新しい表現に挑戦し続けながら、「これはかっこいい!」と心から思えるものを皆さんに届けることです。
ーデジタルアートがフィジカルアート(MCA)になることで表現の広がりや、MCAの印象について教えてください。
作品の表現はかなり広がりました。特にメタルキャンバスアート(MCA)の2.5次元表現は独特な魅力があります。完全な3Dと違って作品の見え方をより細かくコントロールできるので、アーティストの意図した通りの体験を届けやすいです。
ー2025年に入って、今後挑戦していきたいことなどはありますか?
大阪万博の展示に向けて今は頑張っています。あれこれ手を広げずに、この一点に集中しようと思っています。こんなに大きなイベントはめったにないし、とても貴重な機会だから。ベストを尽くして、シンプルに、しっかりやり遂げたいです。
ーデジタルアートに限らずアーティストとしての夢はありますか?
まだ自分はそこまで優れているとは思っていなくて、学ぶべきこともたくさんあります。今はひたむきに絵を描き続けて成長していきたいです。
ー最後に、進行中のプロジェクトや、告知したいことなどあれば教えてください。
大阪万博に参加するので、そこでたくさんのファンの方々に会えるのを楽しみにしています。